幼児(子ども)にピアノを教えること
こんにちは、レーヴ・ジュール音楽院講師の由佳です。
仙台はすっかり秋ですね。
道端に咲くコスモスがとってもきれいな季節になりました。
昨日は、ピアノの指導法セミナーを受けてきました。
会場は、仙台市青葉区のヤマハミュージックリテイリング仙台店の6階ホール。
講師は、音楽教育家の北村智恵先生。
これまで40年以上ピアノを指導されているベテラン先生です。
去年までは幼稚園の園長先生もされていたとか。
“そもそもピアノ指導者とは何か”から、導入期のピアノレッスンに至るまで、北村先生の長年の幼児教育のご経験に基づく様々なお話を聞くことができました。
ピアノ指導者は、ピアノの弾き方を教える人ではない。
音楽家+教育者でなければならいんだと。
ピアノの先生は、生徒一人一人の歩幅でてくてく同伴し、生き方につながるレッスンをすることが求められている職業なんだと、改めて再認識させられました。
大人にとっての“易しいこと”や“難しいこと”と、子どもたちにとってのそれらは、必ずしも同じではありません。
子どもの目の高さで向き合う必要性を痛感させられました。
北村先生の講座の中で心に残った言葉がありました。
『子どもっていうだけで、弱者。先生は大人であるということだけで権力者になり得る。これってとっても怖いことなんですよ。』
教師側がいかに、子どもの目線に立って物事を考えてあげられるかなんですね。
私は親ではありません。子どもがいません。
だからよけいに、上から教え込むのではなく一緒に体験しながら学んでいくという姿勢を持ちたいな、と思いました。
大人は理論や理屈で色々な事を覚えたり勉強できたりしますが、子どもは体験を通してでしか学べません。
教師の発する言葉一つをとってみても、子どもを混乱させたり落ち込ませたりしていないだろうか、とよく考えなければいけませんね。
子どもが初めてピアノを習う時、その先生との出会いは決定的です。
音楽好きになるか、そうでないか、一生を左右する問題です。
親御さんたちは、たくさんあるピアノ教室の中から、そして、たくさんいるピアノ教師の中から私を選んで、我が子を預けられているのですから。責任重大ですよね。
生徒たちの笑顔を、教師が奪っていないだろうか・・??
しっかり考えながらレッスンしていきたいです。
レーヴ・ジュール音楽院・・・仙台市泉区・北中山のピアノ教室
お問い合わせ TEL:022-379-6130