生徒の輝く姿が見たい!!!
こんにちは、レーヴ・ジュール音楽院講師の由佳です。
昨日になりますが、ツェルニー30番練習曲の指導法セミナーに出かけてきました。
会場は、仙台市青葉区中央の“MUSIC LESSON&LECTURE STUDIO SAFRAN(サフラン)”。
11月に予定している我がピアノ教室のピアノコンサートでお借りしている会場の2階です。
講師は、ピティナ・ピアノステップ仙台7月地区でアドバイザーを務めてくださった根津栄子先生。2日連続でフル稼働の先生でしたが、とってもパワフルでした(*^▽^*)
今回のセミナーテーマは、
【ツェルニー30番で子どもたちの心を開化!! ツェルニー30番 30の小さな物語】
というもの。
ツェルニー30番といえば、どちらかといえば、子どもには嫌われる教則本ってイメージ・・(;^ω^)
私自身を振り返って、子どもの時にこのレッスンをされていたら、たぶん辛かっただろうなぁって思います。
私は、ツェルニーやってないんです、ハイ・・。
日本のピアノ教育の王道と言うべきこの教則本をせずに、今まで弾いてきました。
『ツェルニーなんか、やらなくていい!』という指導方針の先生だったもので・・(^^;)
そうおっしゃる私の師匠は、子どもの時にレッスンされたそうです。何せ、王道ですから(笑)
師匠ご自身が経験されて、『やる必要はない!』と結論されております。
そう考える私の先生には、深い考えがあってのことです、もちろん。
その深いお考えと師匠自身の分析を私にお話してくださった上で、
『でもね、教える立場になったんだから一応知っておいた方がいいよ。何かと課題になっていたりするのが現状だから。子どもたちを指導していく上で、今の日本では必要だから。』と言われ、30曲全てをインテンポで仕上げるというレッスンを、ついこないだまでされていました。
なので私自身、大人になって・・・というより、ピアノ教師になって、向き合った曲集なんです、正直なところを申し上げますと。
大人の私、一応ピアノをある程度弾けるレベルの大人の私は、このレッスンを受けていて、楽しいんです。
どこまで自分の指が早く回るのか自分の技量との勝負!みたいな感じで、ゲーム感覚でどんどんクリアしていけるから。
でも、小学生の子どもたちや初級者たちが弾くとなると、かわいそうなくらいつまらない曲集かも。
無味乾燥なただの指練習で終わる・・・みたいな”(-“”-)”
つまり、ツェルニー30番に入る時には、基本ができていることが大前提でなければ、これは辛い辛いただの練習曲で終わるということです。
ピアノが好きで、練習も好きで、目標を持って取り組める子は、効率よくテクニックを習得していけると思いますが、だいたいの子はピアノが嫌いになってしまうのではないかなぁ・・・っていう・・・(;´∀`)
しかし、この講座で紹介された根津先生監修の、《新刊ツェルニー30番 30の小さな物語》は、テクニックはもちろん、表現やアナリーゼ等、音楽の総合的な力を育てる工夫とアイデアがいっぱいに詰まっていました。
従来のツェルニー30番は、練習曲1番、2番、3番・・・といったものですが、新刊ツェルニー30番は、各曲に曲のイメージがしやすいタイトルと、かわいらしいイラストが入っていて、思わず弾きたくなるような構成になっていました。
わくわくしながら高度な技術を学べるって大事ですよね。
苦しいことや難しいことを、ヒーヒー言いながらやるより、楽しみながらいつの間にか習得できちゃった!って言うのが理想です!(^^)!
なんだか、根津先生の新刊ツェルニー30番は、画期的に思えます。
これから学んでいく私の生徒たちには、絶対にこちらのツェルニーを与えたいと思います。
セミナーでは、根津先生が普段のレッスンで、使っていらっしゃるレッスングッズの数々もご紹介いただき、いろんなアプローチの仕方を学んできました。
生徒たちの目を輝かせる方法は、日常生活の中に転がっているものなんだな、と実感した今回のセミナー。
いいな~。
すごいな~。
なるほど~。
って、感じるだけだったら誰だってできる。
グッズのひとつでも自ら手作りして、レッスン現場に卸し、自分の教え方の基盤とする。
この行動力があるかないかで、自分も生徒も大きく変わってくるような気がします。
感じるだけでなく、実践できるピアノ教師になりたいです。
生徒の輝く姿が見たい!!
この一心のみ!!
学びの後は、またまたカフェへ♪♪
学んだことを復習しながらゆっくりお茶してきました。
レッスンをより良いものとするために、また励んでいきます(≧▽≦)
レーヴ・ジュール音楽院・・・仙台市泉区・北中山のピアノ教室
お問い合わせ TEL:022-379-6130