1月, 2014年
ピアノは脳トレだね!
先日のMさんのピアノレッスン♪
Mさんのレッスンは、《ハノン》から。
ピアノを弾いているときの上下動が激しかったので、正しい弾き方を伝えました。
★基本、手首は動かさずに固定すること
★ピアノの鍵盤と手の甲を水平に保つこと
★手首を下げずに高く保つこと
私がお手本を見せると、
『わぁ~!本当だ!動いてない!!』とMさん。
初めのうちは、手のフォームや姿勢や椅子の位置など、少し口うるさく言うこともあるかと思いますが・・・何せ、最初が肝心ですからね!
正しいフォームを意識して、それが自然に身につくまで繰り返しましょう。
《オルガン・ピアノの本1》より、ト音記号のファと、ヘ音記号のソを勉強しました。
とっても上手に弾いてくださいます。
そして、《メトード・ローズ》で高いドのポジションからの練習曲を一気に11曲も弾き切りましたよ。
すごいっ!!
『脳トレですね。』とMさん。
そうです、まさにその通り!!
ピアノは、脳トレです!
『音符を読んで弾いているというより、番号で指を動かしている感じなんですが、それでも良いんですか?』とMさん。
本当はダメです、それでは・・。
でも、最初はそうなってしまう傾向が強いようです、特に大人の方は・・。
ですから、音符をしっかり読むクセを身につけましょう。
私も、フォローしていかなくちゃね!!
こどもの基礎力がぐんぐん育つ 『ツェルニー』&『ハノン』活用法
昨日、ヤマハ仙台店6階コンサートホールで開かれた、ピアノ指導法セミナーに出かけてきました。
セミナーの内容は、ピアノを習うと、だいたいの子が使う教則本であろう《ハノン》と《ツェルニー》の活用法についてでした。
☆どこに出しても困らない基礎力を育てる
☆ポジティブな言葉掛け
☆やる気がアップする目標を設定する
この3つの要点で、松本倫子先生のお話を聞いてきました。
効果的なピアノのレッスンにするために、『指導者は親と生徒に情報を伝えていかなければならない。』とおっしゃっていました。
《ハノン》も《ツェルニー》も、どちらかというと、子どもにとっては面白くもなんともない教材なんです。しかし、ピアノを弾くうえでの基礎力を身につけるには、欠かせない教材です。
だ・か・ら!!ぜひ情報を伝えましょう!ということなんです。
何のためにやるのかを伝える。『“これは◯◯のための練習ですよ。”というふうに、必ず説明しましょう。』と強調されていました。親にはもちろん、生徒にしっかりとインプットさせる仕方で分かりやすく伝えられるかも指導者の腕ひとつですね。
《ツェルニー》は、技術だけじゃなく、音楽性も身につけられるように指導すること。
一方、《ハノン》は、譜読みのできない子や指遣いが適当な子が多い中で、目と耳と指を一致させて教えることのできる優れた教材だと。指遣いまで注意を促すことができ、しかも連続して弾かせることができるのが《ハノン》。《ハノン》は、急がないでじっくり進めていくようにとおっしゃっていました。
ポジティブな言葉掛けについても、いろんなアドバイスがありました。
中でもすごく納得できたのが、褒め方についてのアドバイス。
何でもかんでも褒めるのはダメ!努力したものに対して褒めることが大事なんだ、とお話されていました。本当にそう思います。
他にもたくさん、言葉掛けの例をノートにメモして帰ってきました。
★君ならできる!
★やれる力があると思うよ!
さらにもっと具体的なもので言うと、
★あなたにこの曲を与えるのはまだ1年くらい早いんだけど、あなたならできるよ!
まぁ、この場合のように、曲のレベルが少し飛んで高くなる場合は、ベースがしっかりしていないとダメなんですけどね。逆に言うと、基礎力がしっかりしていれば、教則本もどんどん飛ばしながら進むことができるということですね。
基礎力。やはり大事です。
思い返してみると、私自身、こういったポジティブな言葉掛けを先生から何千回、何万回とされてきたなぁ、と振り返りながらセミナーを聞いていました。師匠に感謝ですね。
セミナーの途中、松本先生が、
『どなたか今、ハノンの1番を弾いてみたい方おられない?』と。
会場は、しーん・・・
すると、『あなた、弾いてみたい?あなた、やってみない?』とまさかのご指名が・・・
(えー・・うそぉ・・こんなにたくさんいる中で私かいっ・・)と思ったけど・・
こうなったら、素直に前へ出てピアノを弾くしかない。
松本先生の指示されるがまま、いろんな奏法で弾いてきました。
とても緊張して、手が震えていましたよ・・
『あなた、何でもできるのね!!』と松本先生。
ホッ・・な、なんとか弾けてよかったです。
基礎は大事。
これからのレッスンや、自分の練習に役立たせていきたいと思います。
ピアノレッスン紹介♪
先週のピアノのレッスンから、Yちゃん(年中)のレッスンを紹介いたします。
年末年始のお休み中、毎日ピアノを練習していたというYちゃん。
レッスンが始まるなり、『リズム、最後までやってきたよ!』と。
《リズムのほん2》を使って、両手打ちを勉強しているYちゃん。
リズム譜、22個合格!!にに・・・に・・22個よ??驚異の年中さんΣ(・ω・ノ)ノ!
2分休符と全休符を新たにお勉強しました。
というか、とっくに予習済みで、私ほとんど教えてない・・(笑)
合格シールを貼っていたら、『日付は~?』とYちゃん。
『書くよ、書くけど、ちょっと待って・・(;^ω^)』
合格シールを貼る私のほうが忙しい・・(笑)
Yちゃん、ピアノを始めて3ヶ月にして、教則本2冊目が修了です。
ご褒美で選んだクリップを修了証書の右上につけて、パチリ♪
良い笑顔でしょ??
生徒のこういうお顔に私はやられちゃうの(*´▽`*)
本日も生徒のこういう満面の笑顔に会えるかな♪
今日もこれから、可愛い可愛い生徒たちのレッスンです(*^▽^*)
初回のピアノレッスンの目標は??
昨年末に、体験レッスンにやってきたMちゃん(年中)の記念すべき初回ピアノレッスン。
これから使っていくレッスンノートや月謝袋を選んでもらったり、入会申込書に記入してもらったり、楽譜の説明やレッスンノートの使い方を説明するため、初回のレッスンはどうしてもお話の方が多くなってしまいます。
ですが、それも大事なピアノのレッスンなんですよ。
『この教材は、◯◯ができるようにするためのものです。』
『これを使っていくと、◯◯ができるようになるんですよ。』
『お子さんの1週間の様子で気づいた点を、レッスンノートに書いて教えてください。』
などなど、生徒本人はもちろん、保護者の方とのコミュニケーションを円滑に行うためにも大事な初回のレッスン。
多少なりとも、初めてのことに対する不安や心配は誰にだってあるもの。そういった不安や心配を少しでも取り除いて、これからのレッスンのイメージをなるべく鮮明にさせてあげることが、初回のピアノのレッスンの目標です。
さっそくピアノの前に座ってもらって、真新しい楽譜を広げてレッスン開始。
教則本の挿絵を見ながら、自由にお話してもらいます。
お話がどんどん膨らむ。
実際にピアノで音に出す前に、こうやって生徒とお話をして生徒の心の中にあるものを引き出していきます。
初めの段階は、まずコミュニケーション!
コミュニケーションを大切に考えています。
音楽は楽しむものです。
いろいろなジャンルの音楽、そして、たくさんの楽器の中から、“ピアノ”という楽器を選んで習いに来てくれた生徒には、もちろんピアノを通じて音楽の楽しさを味わってほしい。
楽しむためには、レッスンを楽しまなきゃ!
先生との時間が楽しい!って思ってもらわなくちゃ!
楽しいのが大前提。
楽しいだけじゃ上達はしないんだけど・・・
それでもまずは、楽しむところから。
Mちゃん、これからよろしくね。
先生と一緒に楽しい時間をたくさん過ごそうね。