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こどもの基礎力がぐんぐん育つ 『ツェルニー』&『ハノン』活用法

2014-01-18

昨日、ヤマハ仙台店6階コンサートホールで開かれた、ピアノ指導法セミナーに出かけてきました。

セミナーの内容は、ピアノを習うと、だいたいの子が使う教則本であろう《ハノン》と《ツェルニー》の活用法についてでした。

☆どこに出しても困らない基礎力を育てる
☆ポジティブな言葉掛け
☆やる気がアップする目標を設定する

この3つの要点で、松本倫子先生のお話を聞いてきました。

効果的なピアノのレッスンにするために、『指導者は親と生徒に情報を伝えていかなければならない。』とおっしゃっていました。

《ハノン》も《ツェルニー》も、どちらかというと、子どもにとっては面白くもなんともない教材なんです。しかし、ピアノを弾くうえでの基礎力を身につけるには、欠かせない教材です。

だ・か・ら!!ぜひ情報を伝えましょう!ということなんです。

何のためにやるのかを伝える。『“これは◯◯のための練習ですよ。”というふうに、必ず説明しましょう。』と強調されていました。親にはもちろん、生徒にしっかりとインプットさせる仕方で分かりやすく伝えられるかも指導者の腕ひとつですね。

《ツェルニー》は、技術だけじゃなく、音楽性も身につけられるように指導すること。
一方、《ハノン》は、譜読みのできない子や指遣いが適当な子が多い中で、目と耳と指を一致させて教えることのできる優れた教材だと。指遣いまで注意を促すことができ、しかも連続して弾かせることができるのが《ハノン》。《ハノン》は、急がないでじっくり進めていくようにとおっしゃっていました。

ポジティブな言葉掛けについても、いろんなアドバイスがありました。
中でもすごく納得できたのが、褒め方についてのアドバイス。

何でもかんでも褒めるのはダメ!努力したものに対して褒めることが大事なんだ、とお話されていました。本当にそう思います。

他にもたくさん、言葉掛けの例をノートにメモして帰ってきました。

★君ならできる!
★やれる力があると思うよ!

さらにもっと具体的なもので言うと、
★あなたにこの曲を与えるのはまだ1年くらい早いんだけど、あなたならできるよ!

まぁ、この場合のように、曲のレベルが少し飛んで高くなる場合は、ベースがしっかりしていないとダメなんですけどね。逆に言うと、基礎力がしっかりしていれば、教則本もどんどん飛ばしながら進むことができるということですね。
基礎力。やはり大事です。

思い返してみると、私自身、こういったポジティブな言葉掛けを先生から何千回、何万回とされてきたなぁ、と振り返りながらセミナーを聞いていました。師匠に感謝ですね。

セミナーの途中、松本先生が、

『どなたか今、ハノンの1番を弾いてみたい方おられない?』と。

会場は、しーん・・・

すると、『あなた、弾いてみたい?あなた、やってみない?』とまさかのご指名が・・・

(えー・・うそぉ・・こんなにたくさんいる中で私かいっ・・)と思ったけど・・
こうなったら、素直に前へ出てピアノを弾くしかない。

松本先生の指示されるがまま、いろんな奏法で弾いてきました。
とても緊張して、手が震えていましたよ・・

『あなた、何でもできるのね!!』と松本先生。

ホッ・・な、なんとか弾けてよかったです。

基礎は大事。
これからのレッスンや、自分の練習に役立たせていきたいと思います。

導入期・幼児期のピアノ指導法を学んできました。

2013-12-20

昨日、ヤマハミュージックリテイリング仙台店の6階ホールにて、仙台バスティン研究会主催のバスティン勉強会に参加してきました。
講師は森山純先生。先生のパワーあふれる楽しいピアノレッスンを体験してきました。

♪右手・左手の理解
♪指番号
♪高い・低いの理解
♪上がる・下がるの理解
♪7つの音
♪ステップ(2度)とスキップ(3度)
♪鍵盤でステップとスキップを理解させる
♪Ⅰの和音
♪5音音階説明(C・Gポジション)
♪8分の6拍子
♪両手奏
♪♭の説明(Fポジション)
♪V7(属七)の説明
♪スタッカート
♪線と間の確認

などなど、3~4歳児の“ピアノを習い始めたその時”から順序立てて整理されたレッスン法を、実践しながら学びました。

当音楽院では、幼稚園の生徒さんたちが増えたので、学んだことをすぐにレッスンで活用でき、とってもうれしいです。

セミナー後、お気に入りのカフェでパスタランチを楽しんできました。
仙台市青葉区にあるカフェ・モーツァルト。

このカフェの雰囲気、好きなんだなぁ。

学んだことを活かし、生徒たちと楽しくピアノを弾いていきたいです。

仙台バスティン研究会の指導法講座に行ってきました

2013-11-28

今日は、ヤマハミュージックリテイリング仙台店6階ホールで開かれた、仙台バスティン勉強会に参加してきました。

全10回のうちの今日は第4回目。

講師は、大阪からいらした森山純先生。体験レッスン型の講座なので、先生のパワーあふれるレッスンにいつもいつも惹きこまれて、あっという間の2時間です。

ピアノを始める年齢は様々。でも、最初に生徒たちがマスターしなければならないレッスン内容は同じ。

例えば、Aちゃんは年少で初めてピアノを習いに来た。B君は小2で初めてピアノを習いに来た。この場合のAちゃんとB君、年齢にして5~6歳の差がある。でもマスターしなければならないことは同じなんです。理解力や集中力にかなりの開きがあるのは当然のことで、その中で2人が学ぶことは同じ内容となる。

その時に大事なのが、教師の教え方となる。

今日も導入期のレッスンの大事なポイントを分かりやすく教えていただきました。

“こういう時どうすればいいんだろう?”“レッスンにアイデアを取り入れたいな。”“どうすれば、生徒たちを飽きさせることなく、興味を惹きつけるレッスンができるんだろう?”

こういった疑問を解消してくれるこの講座。本当に参考にできることばかり。毎回、楽しみながら学べています。

しかし、せっかく良いことを学んでも、それを当てはめなければ何の意味もありません。

学んだことをレッスンの現場に卸し、実践していくときにはじめて生徒たちにとって意味のあることになる!

どんな年齢の生徒たちにも分かりやすく教えられる先生になりたいです。

そのために、自分の引き出しをたくさん持たなきゃね★ワタクシ、日々勉強中であります!!

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