10月, 2015年
一石三鳥・・いや四鳥くらいの指導法
こんにちは、レーヴ・ジュール音楽院講師の由佳です。
昨日、ピアノ指導法セミナーに出かけてきました。
会場は、仙台市青葉区一番町にあるカワイミュージックショップ仙台4階ホール。
セミナーテーマは、【ピアノ公開講座 ピアノテクニックシリーズ Vol.1 “ハノン 音楽的な表現を求めて基本からやり直すテクニック”】というもので、全5回にわたって予定されている講座の昨日は初回でした。
講師は、フランスで活躍されているピアニストの中井正子先生♪♪
実際に、ハノンを弾きながらお話をしてくださいました。
ピアノ学習者の多くが、ハノン教則本で基礎を学びます。
私も長年使っています。
練習する前に、指慣らしとして必ず弾いています。
いわゆる運動前のウォーミングアップってやつです。
これからの季節、寒くなってくるから手も冷たくなって指が動かなくなりますので、指を温めるのにハノンはバッチリ!!
指を温め、よく動く指にするための練習曲がたくさん載せられています。
疲れるんですけどね・・・(;´∀`)
でも、この教則本の効果を知っているだけに、いくら疲れても辛くても辞めずにはいられないんです。
というか、これをサボった後の怖さを知っているから、辞められません(^^;)
☆ハノンの目的・目標
☆効果的な指導法
☆効果的な練習法
これらについて2時間、みっちりとお話を伺ってきました。
スケールをやるにしてもアルペジオをやるにしても、一つのことで3つも4つも同時に教えていくヒントを得られた気がします。
一石二鳥ならず、一石三、四鳥とか(笑)
ハノンという一冊の教則本で、ピアノを弾く上での必要なテクニックを連動して教えていく大切さを学びました。
今後の自分の練習や生徒たちのレッスンで、学んだことを取り入れていきたいと思います。
で、ハノンって何??というあなた!!笑
えっと・・・ハノンとは、人の名前です。
フランス人。
ちなみに、フランス語では“H”を発音しないため、ハノンではなくアノンと言うそうです。
ハノンと聞くと、ただ疲れるだけでおもしろくもなんともないあの本・・・というイメージを持たれやすいですが、きちんとした目的意識を持って練習に取り組むと、たった数分の練習であったとしてもかなりの効果が得られます。
たくさんやらなくていいから、ちょっとを集中してやろう!
生徒にそう声がけをしていきたいと思います。
帰りは、やっぱりカフェごはん♪♪
身も心も充実の一日でした。
サイモン・ヤン・キムバイオリンコンサート
こんにちは、レーヴ・ジュール音楽院講師の由佳です。
もう1週間前になりますが、先週の月曜日、友人のバイオリンリサイタルのスタッフとしてお手伝いをさせていただきました。
2年前にも仙台に来てくださったサイモン・ヤン・キム氏とその仲間たちが、再び宮城に来てくださり、この度は名取市でコンサートを開催することとなりました。
会場は、名取市文化会館。
10時に会場入り。
午後からのリハーサルに備えて、いろいろな準備を・・・
と言いたいところですが、たいして仕事もなくて・・(;´∀`)笑
同じく午前中から会場入りしていたスタッフたちと、食べたり飲んだりしゃべったり笑ったり・・(笑)
そうこうしているうちに時間は過ぎていき、お昼。
仕事という仕事をしていなくても、お腹は減るもんです(笑)
かなりボリュームのあるカツ丼をたいらげて、午後からそれなりにお仕事をしましたよ。
リハーサルに参加して、譜めくりをしたり、受け付けの準備をしたり。
開場は17時。
ステキな笑顔を振りまいて(笑)、お客さんたちを歓迎。
1300名収容の大ホールがほぼ埋まりました(*^▽^*)
バイオリンソロはもちろんのこと、声楽あり、ピアノソロあり、2台ピアノによるバイオリンコンチェルトありと、聴きごたえ抜群のプログラムでした。
客席の聴衆とも一体となって、楽しい夜を過ごすことができました。
アンコールを含め、2時間半のコンサート。
贅沢すぎるプログラムに大満足でした。
コンサート後は、演奏者とスタッフの総勢35名で会場近くの居酒屋にて打ち上げ。
日付が変わってからようやく解散となり、帰宅したのは1時ごろ(^^;)
普段はお酒も飲まず、深夜遊びもしないワタクシ。
なかなか健全な生活を送っている私ですが・・・
たまにはいいか、こんな日があっても♪♪笑
何はともあれ、スタッフとしてコンサート成功に貢献することができ、本当にうれしかったです。
充実した1日でした。
コンサート開催の話は1年ほど前からあがっていたそうで、幹事をはじめ重役スタッフたちはかなり長期間に渡って計画を進めておられました。
ホント、ご苦労様でした。
お疲れ様でした!!
コンサート成功の陰には、それを支え見守る者の存在が必ずあります。
レーヴ・ジュール音楽院のピアノコンサートまで1ヶ月を切り、忙しくも濃い毎日が送れています。
それも、保護者の方々のご協力、スタッフを快く引き受けてくれた友人や家族たちのおかげだと思っています。
あと約1ヶ月、いろいろな面でご協力、ご迷惑をお掛けすることもあるかもしれませんが、どうかコンサート成功のためにお力をお貸しいただければ幸いです。
レーヴ・ジュール音楽院のピアノコンサート成功に向けて、するべきことをやっていくのみ!!
みんなで、走りぬくぞ!!
R君(年長)のピティナ・ピアノステップを振り返って♪
こんにちは、レーヴ・ジュール音楽院講師の由佳です。
いよいよ開幕しましたね!!ショパン国際ピアノコンクール!!
5年に1度開催されるこのピアノコンクールは、今年で17回を迎えます。
世界的に最も権威のあるピアノコンクールのひとつと言われ、ピアニストを目指す人にとっては、最高の登竜門とみなされています。
エリザベート王妃国際音楽コンクール、チャイコフスキー国際コンクールと合わせて、世界三大コンクールと言われています。
ハラシェヴィチ、アシュケナージ、ポリーニ、アルゲリッチ、ツィメルマン、ダン・タイ・ソン、ブーニン、ルイサダ、ユンディといった世界的ピアニストたちが誕生したコンクール。
日本人の主な入賞者は、中村紘子、小山実稚恵、横山幸雄、高橋多佳子、山本貴志、関本昌平など。
このコンクールの最大の特徴は、ショパンの楽曲だけで競うところ。
1次予選からファイナルまで、ショパンの作品が課題となっています。
ショパン好きの私にはたまらないこのピアノコンクール。
いつか、ポーランドのワルシャワで、直にコンクールの熱気を経験したいものです。
ポーランドはショパンコンクールで熱いでしょうけど、我がピアノ教室も生徒たちのステージで目白押しです。
先日、ピティナ・ピアノステップ仙台泉地区に参加したR君(年長)のステージを振り返ります。
4ヶ月のブランクはありましたが、それを微塵も感じさせない演奏で、お見事合格&評価をいただきました。
アドバイザーの先生たちからのコメントをご紹介いたします。
☆左右のからみ合い、がんばりました。
☆とける和音、にごる和音、よくひけました。
☆両手の音をよく聞いてひけましたね!
☆強弱に気をつけてひけましたね。ちゃんと伝わりましたよ!
☆よく歌ってていねいにひけましたね。
☆速さもよかったです。
☆f、p、和音など、よくできましたよ。
これからの課題としては、
♪和音は大きくなりすぎないように、手の構えをしっかりね。
♪バランスをお勉強しましょうね。
R君とお母様が答えてくれたアンケートもご紹介いたします。
1.演奏した曲に自分で点数をつけてみよう!
課題曲:かえる 95点
自由曲:こいぬ 100点
2.どんなことに気をつけて演奏しましたか?
エス(S)をめざした
3.他のお友達の演奏は静かに聴けましたか?弾いてみたい曲はありましたか?
すこししゃべった。なかった。
4.ピティナ・ピアノステップに参加してどうでしたか?
よかった
5.これからピティナ・ピアノステップに参加する教室の仲間にメッセージをお願いします。
みんながんばってね
6.【保護者へ】お子様の演奏はいかがでしたか?気づいたことやご感想など、ご自由にお書きください。
レッスンを受けていなかったので不安でしたが、休んでいる間も練習に取り組んでいたことをうれしく思います。指もしっかりしてきたので、これからますます楽しみです。
次のR君のステージは、来月のレーヴ・ジュールピアノコンサートです。
すでに曲を決め、練習を開始しています。
これまで弾いたことのない長さの曲に挑戦しているR君。
今日のレッスンでは、R君の血のにじむような努力の成果を目の当たりにできて、とってもうれしかったです。
大人の心配や不安をよそに、子どもってやれるもんですね。
生徒たちから、いろいろ教えられています(*^▽^*)
涙のお別れ・・・
こんにちは、レーヴ・ジュール音楽院講師の由佳です。
10月になりましたね。
刻一刻と近づいてくる教室のピアノコンサート。
生徒たちのレッスンを熱く熱く展開しております私です。
さて先日、何年ぶりかでカラオケに行ってきました♪♪
16年間、一緒の先生のもとで学んだピアノ仲間の送別会でした。
今月末に結婚して遠くへお嫁に行ってしまう同門のYちゃん。
師匠を含む3人で、歌って食べて飲んで遊んできました!(^^)!
もうYちゃんのピアノを聴けない・・・
一緒にピアノを弾くこともできない・・・
一緒に先生のレッスンを受けることもできない・・・
そう思うと悲しくなってきて・・(T_T)
これまで共に過ごした時間がぶわ~っとよみがえってきて、最後は涙のお別れでした。
師匠も、
『娘と別れるみたいで寂しいわ。』と涙しておられました。
ここまで長い期間習うというと、ピアノに関してはホントに母みたいな存在ですからね。
生徒たちは、兄弟みたいな感覚になるんですね。
『先生じゃなきゃ、ここまで続けられなかったです。先生じゃなきゃ、とっくにピアノは辞めていました。』
と言うYちゃんの言葉に、師匠はさらに涙。
ホント、そうです。
私は20年、先生にお世話になっていますけど、先生でなければ、私もここまで続けることなんてまずなかったと思います。
だからYちゃんの感謝の気持ち、すごくよく分かるんです。
決して、“楽しい”だけではなかったレッスン。
壁にぶつかったり、スランプに陥って弾けなくなったり、先生からの厳しい言葉が飛んでくることだってある。
そんなの日常茶飯事。
それでも同門の仲間と、励まし合ったり刺激し合ったりできたから、今の私がいるんだと思います。
同じ門下の仲間、特にYちゃんとは長い時を共に過ごしてきたから、特別な感情があってね。
2人でたくさん取り組んだ連弾も良い思い出になったし、勉強になりました。
Yちゃん、ありがとう。
本当にありがとう。
幸せになるんだよ~(≧▽≦)
私は、お嫁に行く予定もなければピアノを辞める理由も今のところありませんので、これからもこの厳しい師匠の下で、ピアノ修行を続けます(笑)
師匠、これからもご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い致しますm(__)m