5月, 2014年
雰囲気は良好だけどスパルタなレッスンです!
今週のKちゃん(小2)のピアノレッスンをご紹介します。
レッスンメニューは、
♪リズム(付点2分音符・全音符・2分休符・全休符)
♪ハノン:1番、2番
♪《メトードローズ》より、練習曲6番、7番
今週でKちゃん、《リズムのほん2》が修了しました。
Kちゃんのレッスンに、リズムを取り入れて本当に良かったなぁ、と感じています。
Kちゃん、とっても楽しそう!!
来週からは、《リズムのほん3》に進みます。
確実にレベルアップしていることが、こうやって生徒自身実感できると楽しくなってくると思います。
ピアノの鍵盤奏のレッスンでは、ハノンが中心という・・・辛さメインのレッスンをしてしまいました(;´∀`)と言っても、Kちゃん自身は、そんな辛そうには見えませんので、悪しからず・・・(笑)
ハノン1番合格!!
とっても上手に弾けるようになりました。
その後、2番の譜読みと指遣いの確認をしました。
1小節だけでしたが、右手と左手それぞれ20回ずつ弾かせました。
こうして文章として読むと、“小学校低学年の子どもに何というスパルタな先生なんだろう・・”と思われるかもしれませんが、当の本人はそんなこと、これっぽっちも感じてないのでご安心ください(笑)。
“こういうものだろう”と思っているはずです。
やっていることはスパルタでも、雰囲気作りが上手いからね~、由佳先生は(笑)
小さな生徒ものびのび育っていますよ♪
ここで私自身の練習をちょこっとご紹介します。
ピアノの練習を始める前に、基礎練習でウォーミングアップをします。
スポーツをする前でも、本格的に練習を始める前に体をあたためますよね。それと同じで、ピアノの場合は指をあたためます。
私の基礎練習の流れは、次の通り。
[ハノン:46番]
調を変えてしっかり2回、ハ長調に戻してテンポを上げて2回。
[ハノン:29番]
これは全部で5回弾きます。
ホ長調でしっかり指を上げて1回、少しテンポを上げて2回、そしてハ長調に戻してテンポをマックスに上げて2回。
[ハノン:54番]
これも調を変えてしっかり1回、ハ長調に戻してテンポを上げて1回。
[ハノン:59番]
これはハ長調で1回。
[リトルピシュナ:16番]
これは、中指と薬指の強化。
[リトルピシュナ:12番]
これは、薬指と小指の強化。
[ハノン:60番]
ここまで基礎練習をやってきた腕にさらに負荷をかけるという、60番練習曲。
腕の乳酸はマックスに。
時には、辛すぎて叫びながら弾く時も・・(笑)
ここまでが私の基礎練習の流れです。
25~30分くらいかけて、筋力強化に励みます。
★優雅でいいわね~
★高尚な趣味ね~
そんなイメージを持たれることが多いピアノ。
私から言わせると、「そんな甘いもんじゃないぞ!」と言いたいくらいです、実は。
アスリートだってば・・!!
もちろん小さな子どもにはこんな過酷な基礎練習を私と同じメニューで課すことはありませんよ!
でも、徐々にね、10年~15年かけて、こうなっていきます!
Kちゃんにも、筋肉をつけてほしいです。
Kちゃんは、ハノンの基礎練習を始めて半年ほどです。
基礎力をしっかりつけていってほしいです。
今週のレッスンでは、ハノン以外にも、合格続きのKちゃんでした。
本当によく頑張っています。
帰り際、玄関まで見送ると、Kちゃんからこんな一言が。
『リズムのほん、買うの忘れないでね。』って。
はいは~い!!
来週、きちんと《リズムのほん3》を準備して待ってます♪♪
ピティナ・ピアノステップが楽しみになってきた♪
本日、Yちゃん(年長)のピアノレッスン♪
Yちゃんのレッスンメニューはこちら♪
★リズム(8分の6拍子)
★ステージマナー
★アメリカ民謡:ドナルドおじさん
★ボヘミア民謡:ぶんぶんぶん
★指のトレーニング
★《なかよしピアノ》より、“つなひきぞうさん”
★視唱
Yちゃんも、今月18日に行われるピティナ・ピアノステップに参加します。
人前でピアノを弾くことが大好きな女の子です。
ピアノステップをちょうど1週間後に控え、Yちゃんの曲の仕上がりはというと・・・?
えっとね、カンペキです!カンペキ!!
今日は、涙が出そうになるくらい感動した由佳先生です。
先週のピアノのレッスンで、課題曲と自由曲をそれぞれノーミスで1日10回ずつ弾くことをYちゃんに課しました。
その練習を忠実に守ってきたYちゃん♪
日付を書いて、その横に課題曲と自由曲を色分けしてシールを貼りながら練習したそうです。
誇らしげにシールを見せてくれたYちゃん♪
ホント、よく頑張りました!!
先週に増して指がしっかりして良い音で弾けているし、クレッシェンドやリタルダンドの表現なんか、スバラシイの一言です!
『不安なところは?どこかあるかな?』と聞くと、
『な~い!!』と、頼もしい返事が返ってきたので、今日は、通常使っている教則本、《なかよしピアノ》に戻ってレッスンをしました。
ですが、ここで安心させないために由佳先生はもう一言添えて、Yちゃんを見送りました。
『これで安心しちゃダメよ。あともう1週間、同じような練習をしないと、戻るよ!』と。
ステージに立って人前でピアノを弾くのは、とても緊張することです。
緊張した中で、100%の力を出せることは、悲しいけれど、まずない・・と思ったほうがいい(;^ω^)
せいぜい70%か、出せて80%くらい・・
それでも100%出したいなら、普段のピアノの練習で120%も130%もやらないとダメ。
練習以上のことが人前でできることなんてない!
逆に言うと、練習でできないことは、ステージでは絶対にできない。
だからこそ、最後の最後まで、曲に向き合うことを教えたい。
ピアノステップ本番までに、あともう1回レッスンが残っています。
今日のレッスンで十分自信をつけてあげられたとは思いますが、さらにさらに、自信をつけさせてステージに送り出してあげたいですね。
私が生徒に求めること
昨日、詩音ちゃん(年長)のピアノレッスン♪
詩音ちゃんのレッスンメニューは、
★リズム(付点4分音符)
★ステージマナー
★指のトレーニング
★《メトードローズ》より、“田舎の踊り”
★カバレフスキー:はじめての曲
詩音ちゃんは、今月18日、青葉区一番町のカワイミュージックショップ仙台4Fホールにて行われる、ピティナ・ピアノステップで、ピアノを弾きます。
昨日のレッスンは、ステップに向けてのラストスパート!!
このステップが、ステージデビューとなる詩音ちゃん♪
昨日は、ステージマナーとしてお辞儀の仕方や、椅子の座り方、お客さんにお尻を向けないこと、ステージ上での作法等をお勉強しました。
名前をアナウンスされてからの流れもしっかり確認しました。
お母様が携帯電話で動画を撮っていらっしゃいました。
お家でもその動画を見ながらしっかり練習してくれることと思います。
ステージマナーに加えて、曲の練習もこの1週間は自分に厳しくしっかり取り組むようお話しました。
課題曲と自由曲をそれぞれノーミスで1日10回ずつ、計20回弾くように伝えました。
ピアノを習い始めてまだ3ヶ月の詩音ちゃんですが、果敢にステージに挑戦します。
もうそれだけで、十分すぎるくらい褒められるべきことです。
お褒めの言葉しかありませんよ、由佳先生は♪
だけどね、ステージでピアノを弾くからには、しっかりと準備する(練習する)ことを求めます!!
『本番で上手く弾けた』
『ちょっと失敗しちゃった・・』
という結果が大事なのではありません。
どれだけ真剣に取り組んだか、どれだけ努力を重ねられたかが大事なのです。
成功を決める尺度は人それぞれですし、状況によっても変わってきます。
ですが少なくとも私は、本番での出来云々より、それまでの過程のほうを重視します。
過程が納得のいくものだったら、たいてい結果は良いものになります。
(よく聞く、“結果は後から付いてくる”ってヤツです。)
そして、過程が納得のいくものだったら、極端な話、少しのミスがあったとしても、全体的には良かった、と自己評価ができます。
その自己評価ができれば、もうそれはその子にとっては成功なんですよ。
他人が何と言おうが、自分でそう評価出来たら、それはもう成功で良いわけです。
ただし、これくらいのぶれない気持ちは、それだけの努力をしないと持てないのです。
自分の生徒たちにはそういった強い心を持ってほしいので、小さかろうが、初のステージだろうが、ステージ慣れしている中高生だろうが、それだけの努力を私は求めます!
詩音ちゃんにとって18日のピアノステップが良い経験になるようにと、強く願います。
ピアノのレッスンとは何か??
昨晩は、Tちゃん(高3)の出張レッスンでした。
イマイチ、ピアノの練習に身が入らないようです・・・。
どうしたらやる気になってもらえるのかな・・・。
練習不足を怒ることは簡単。
でも、怒ったところで1週間に30分という限られた時間が、私にとって、そして生徒にとってプラスになるだろうか・・・と考えてしまいます。
練習不足なら、『今、ここで一緒に反復して覚えちゃおう!!』でも良いと、私は思います。
ですが、本来ピアノのレッスンはそういう場ではないということも生徒のみんなには理解してほしいところ。
♪1週間でここが弾けるようになりました!
♪ここは、こんなイメージがします!
♪ここの部分はこういうふうに表現したいな、って思うんですけど、どうですか?
♪譜読みを進めてきました!
♪この曲を弾いてみたいんです!
本来はこうであってほしいものです。
受け身ではなくて、能動的・自発的であってほしいです。
1週間に1回30分という、非常に少ない時間でのピアノレッスン。
上達には、自分でピアノの練習をこなすことが必要不可欠となってきます。
先生のレッスンだけに頼っていては上手にはなりません。
しかーし!!!
★生徒のやる気を引き出す
★ピアノや音楽の魅力に気づかせてあげる
★生徒を飽きさせないピアノのレッスンを提供する
これらはピアノ講師のお仕事です。
Tちゃんに私はどう映っているのかな。
魅力的なピアノの先生として映っているだろうか・・・
生徒一人一人のニーズに応えるピアノレッスンをしたいと思っています。
ピアノ教師としてできる最善のことを考え、レッスンに反映させていきたいですね。
我がピアノ教室最年少のK君、頑張ってます!
ゴールデンウィーク最終日ですね。
レーヴ・ジュール音楽院では、ゴールデンウィーク中も、変わらず生徒たちの頑張りを目にすることができました。
そのうちの1人、K君(3歳)のピアノレッスンをご紹介します。
今週のレッスンで、K君は、2月からコツコツと取り組んでいた教則本を修了しました!!
以前もご紹介した我がピアノ教室で大人気の教則本、《リズムのほん1》です。
この教則本で勉強する内容は、
♪4分音符
♪2分音符
♪4分休符
♪8分音符
♪8分休符
♪付点2分音符
♪全音符
音符・休符の種類や名称を覚えたり、両手打ちをしたりします。
メトロノームのテンポに合わせて行ったり、私の人間メトロノーム(?笑)でテンポの狂いがなく一定のテンポで両手打ちができるようにやっていきます。
K君のピアノを弾く鍵盤奏のレッスンメニューはこちら!
♪日本民謡:いちばんぼしみつけた
♪フランス民謡:つきのひかりに
♪視唱
♪ド・レ・ミのフラッシュカード
ド・レ・ミのたった3つの音で、いろんな曲が弾けます。
K君は、“いちばんぼしみつけた”をとっても上手に弾いてくれました。
もちろん合格!!
K君の感心するところは、テンポの狂いやズレがないこと。
弾き始めたテンポを曲の最後まで一定に保ってピアノを弾くって、けっこう難しいことなんです。
脳でコントロールする作業が必要なので、小さい子や、ピアノ初心者はなかなかできないことが多いんですね。
テンポがどんどん前のめりになっていってしまうことが多いのですが・・・
3歳のK君、それがしっかりしているんですよ!
4拍子であれ、3拍子であれ、拍感がきちんとしているんです。
身体で覚えていく感覚的なものなので、ピアノ歴が長くなれば自然に身についてくるものなのですが、すでにK君の小さな身体の中には、ぶれないテンポが備わっているみたいです!
本当に感心します。
K君のリズム感・拍感をもっともっと正確なものにするべく、引き続き《リズムのほん》で頑張っていきたいと思います。
K君、来週からは、《リズムのほん2》だ!
レベルアップだね!!