7月, 2014年

ピアノの先生は孤独?だからこそ・・・

2014-07-16

こんにちは、レーヴ・ジュール音楽院講師の由佳です。

先週のことですが、ヤマハミュージック仙台店より、お客様が我が家に・・・♪♪

ヤマハ仙台店より

PTC(ピアノ・ティーチャーズ・サークル)のセミナーの時など、いつもお世話になっているAさんとSさん。

この度、Sさんが私の担当者になられたということで、Aさんとご一緒に、わざわざご丁寧に、我が家までご挨拶にいらしてくださいました。

Sさんとは、アメーバブログのほうで、よく交流させていただいております(*^▽^*)(あっ・・、ご興味のある方は、アメブロの私のブログもご覧になってみてくださいね。そちらはほぼ毎日更新しておりますので。)

生徒たちのピアノレッスン風景や、私の日常などをチェックしてくださっているんです(笑)

なので、この日も、レッスン室に飾ってある“教室の仲間紹介ボード”をご覧になって、『あっ、Kちゃん!あっ、豊田さんだ!』などなど、私の生徒たちのことも親近感を持ってくださっていました(笑)

生徒や親御さんたちに役立つ資料や、ピアノレッスンに役立つ資料を、たくさん持って来てくださいました。

ピアノカタログ

ピアノの先生にとって、地元の楽器店の方々との繋がりは、とっても大事なんです。

楽器購入や、その他もろもろのお問い合わせなど、気軽に相談できる方がいてくださるのは、心強いですもの(*´▽`*)

特に、ピアノ教師って、孤独ですからね。
個人のピアノ教室の先生たちは、“同僚”と呼べる人がいませんから。

指導法セミナーなどに積極的に参加して指導のスキルを身につけることも大事なお仕事ですし、セミナー等で居合わせた他の先生方と交流を深めて情報交換をすることも大事な仕事です。

でも、そうしたことを可能にするのは、やはり、AさんやSさんなど、楽器店の方々の企画があるからなんです。

ピアノ講師が、生き生きと仕事ができるのも、背後でピアノ業界を支えてくださっている楽器店の方々の尽力があってのことです。

そこのところを忘れずにいたいと思います。

Aさん、Sさん、改めまして、これからもよろしくお願いいたします。

Yちゃん(年長)、《なかよしピアノ1》修了!!

2014-07-08

今週のYちゃん(年長)のピアノレッスンをご紹介いたします。

先日のレッスンで、《なかよしピアノ1》が修了しました!!

なかよしピアノ1修了y

最後の曲、“かざぐるま”は暗譜でバッチリノーミス♪♪

7.6 ピアノレッスンy1

ピアノを習い始めて9ヶ月が過ぎ、10ヶ月目に入ったところです。

この短期間で、《リズムのほん》を全5巻制覇し、《なかよしピアノ1》も修了するなんて・・・(*^▽^*)

その間、レーヴ・ジュール音楽院のコンサートにも出演し、ピティナ・ピアノステップにも2度参加しています。3度のステージ経験を果たしています。

すごすぎません??(*´▽`*)

また9月にピアノステップを控えているYちゃん。

演奏する曲が決まったので、さっそく今週から9月のステージに向けての準備が始まりました。

9月のピアノステップで演奏する曲は、

☆課題曲:茶色のこびん
☆自由曲:小さな世界

自由曲の“小さな世界”は、ディズニーの有名なあの曲♪
Yちゃんのリクエスト曲です。

初めて和音に挑戦しました。

難しかった・・・(T_T)

けれど、由佳先生の手にかかれば、数分でできるようになっちゃうんだよね♪♪

左手の和音を何度も何度も反復し、右手の音符も読んで・・・

『じゃ、Yちゃん、両手で合わせてごらん♪』と言うと、

Yちゃん、弾けた~~(≧▽≦)

その瞬間、Yちゃんの雄叫びがっ!!(笑)

『うぉ~~~!!』
『きゃ~~~!!』

サッカー選手がゴールを決めた時みたいに大興奮!!(笑)

由佳先生、大爆笑でした!!

好きな曲を弾けた喜びと、和音の華やかな響きが嬉しいのと・・・
とにかく、大興奮のYちゃんでした。

音楽って楽しいね。
ピアノって楽しいね。

こういうことを、初期の段階からピアノのレッスンを通して生徒に伝えられていることに、ものすごくやりがいと達成感を感じます。

そしてYちゃん、今週からもう一つ新しいことに挑戦し始めました。

それは、ソルフェージュ。

ソルフェージュは、楽譜を読むことを中心とした基礎訓練のこと。歌唱訓練のことで、旋律を音名や階名で歌うこと。

生徒たちには、ピアノを弾くだけでなく、音楽の総合的な力をつけていってもらいたいと思っています。

どんどんレベルアップして、出来ることが増えてきたYちゃん。

これから楽しみです(^_-)-☆

春畑セロリ先生のピアノ指導法セミナーに行ってきました♪

2014-07-05

昨日は、PTC(ピアノ・ティーチャーズ・サークル)の公開講座でした。

朝から、仙台市青葉区一番町にあるヤマハミュージック仙台店に出かけてきました。

ピアノ指導法講座 ヤマハ仙台店

第3回目となる昨日のテーマは、

《春畑セロリ ぶらぶ~らの地図 公開セミナー 旅をテーマにみずみずしく描かれた作品が色とりどりに煌めき走り出す!!》

というもの。

≪ぶらぶ~らの地図≫が出版されてから半年。

ピアノ曲集 ぶらぶ~らの地図

この曲集の中から数曲を先生ご自身のピアノ演奏で聴きながら、皆でイメージ遊び♪

曲を聴いて単語を3つ連想したり、登場人物を考えてみたり、色をイメージして曲にタイトルをつけてみたり、物語を作ってみたり・・

会場は、ピアノの先生ばかり。
こういったイメージ遊びは得意とする方ばかり。

春畑先生も驚くほど大盛り上がり(*^▽^*)
イメージを共有し合うことの楽しさで、笑いっぱなし。

♪イメージする力
♪共感する力
♪表現する力
♪聴く力

この4つの力について、深いお話を聞くことができました。

今の子供たちは電子音しか聞いていない。
テレビの効果音にしろ、ゲームの効果音にしろ・・。

そして今は、電子ピアノでピアノを習う子供たちが多い。
電子ピアノの音は、処理された音にすぎない。

そんな状態では、脳や心の育つべきところが育たなくなるのではないか。
それしか聞かないで育つことは、危険なこと。

本物の、生の音を聴くことが心の栄養となる。

作曲家目線の深いお話でした。

そして、ピアノの先生に求められることについてもいろいろ教えていただきました。

聴覚で聴くものを音ではないもので表現しなければならない、ということ。
例えば、色、におい、味、言葉など。

これはもちろん、ピアノ教師だけでなく生徒たちにもイメージしてほしいことですが、ピアノの先生は特に、生徒の演奏に対して言葉で評価を下すことが求められるので、

“今日は◯◯だったね”
“今の演奏は◯◯みたいだったよ”

という言葉を数多く持っていなければならない、と。

☆聴いたことを言葉にすること
☆人のエモーション、心の動きを受け止めてあげること

これらがポイントですね。

春畑セロリ先生と ピアノ指導法講座 ヤマハ仙台店

春畑先生のステキな曲に惹かれ、そして、飾らない先生ご自身にも魅かれました。

セミナー後には、お気に入りのカフェでランチ♪

カフェ・モーツァルト ピアノ指導法講座の後に

充実した時間が過ごせて、パワー充電完了です!!

ピアノと言語習得、どっちが難しい??

2014-07-02

『先生、うちの子はもうピアノを習えますか?』

2、3歳の子を持つ親に、ピアノの先生はこの質問をよくされます。
そして、この質問に対する答えを出さなければなりません。

よく聞く話が、『6歳になるまで待ってください。小学校に上がってからでも遅くはありませんよ。』というもの。

これは、その時になったら自分の方に備えができているというのが本音なのでしょう。
多くのピアノの先生は、2、3歳位の幼児を生徒として受け入れるのを考えただけで、恐ろしくてしり込みしてしまうんです(;´∀`)

しかし実を言えば、研究の結果、子どもに音楽の手ほどきをする最良の時期は、人生が始まったばかりの時であることを示す証拠が出ています。

幼児教育の権威者、井深大氏は“幼稚園では遅すぎる”という本の中でこのように述べています。

≪大脳生理学の研究と児童心理学の研究が相まって、知的発達のカギが子供の最初の3年間、つまり、脳細胞の発達する期間の経験にあることが示された。生まれつきの天才も生まれつきの愚か者も存在しない。すべては、この極めて重大な年月における脳細胞の刺激にかかっている。≫

『でもうちの子には、音楽なんて分かるはずがない。』と言う親もいます。
子どもがあまりにも小さいので、そうおっしゃるのだと思います。

でも考えてみてください。

子供はいつから母国語を学び始めますか?6歳から?小学校に上がってから?

子供は生まれたその瞬間から、話し声を耳にするようになり、脳の中では驚くべき事柄が起こり始めています。
細胞分裂が起こり、細胞同士が結合し、回路が形成されていきます。
そして、赤ちゃんの大半は2歳になる前に、母国語で話を始めます。

簡単な2、3のピアノの作品をマスターすることと、外国語を流暢に話せるようになることでは、どちらが難しいでしょうか?後者の方が断然難しいことですよね。

私も学生時代は英語と中国語を勉強し、中国には留学までしていましたが、外国語を習得するのは本当に大変です。わずかな数の単語を発音するだけでなく、文法を学びある程度スラスラと話せるようになるには、相当の時間がかかります。

3歳までにほとんどの子供たちはこれを楽々とマスターします。もちろん語彙には限りがありますが、その言葉は流暢です。

言語をこのようにマスターできるのに、ピアノの場合は、『うちの子には無理。』と決めつけるのはいかがなものでしょう。

親が、『この子はこの程度。』と思っていれば、子ども自身もおのずと、『自分はこの程度。』と思ってしまいます。

『どうせ自分はこの程度しかできないんだ。』と決めてしまえば、絶対にそれ以上の実力はつかないし、結果も出ません。

このように、自分で自分の限界を定めてしまうことを“メンタルブロック”と言います。
メンタルブロックを作ってしまうような子育てや指導は避けたいものですね。

例えば親御さんなら、『自分はバイエルで挫折してピアノは中途半端だった。私の子どもだから、この子もその程度だろう。』と思ったり・・・
指導者ならば、『この生徒は、去年のコンクールで予選落ちしたから、今年も予選落ちか、良くても予選通過までだな。』とか。

勝手に線を引いてはいけない思います。

この“決めつけ・思い込み”がどれだけ子どもの可能性の芽を摘んでいるか、計り知れません。
子どもは大人が引いた線より上に伸びることはできないのです。

幼児の学習能力を過小評価することなく、これからも指導にあたっていきたいと思います。

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