4月, 2014年
保護者とのコミュニケーション
先週、満開に咲いた仙台の桜もいよいよ散り始めました。
だいぶ暖かくなってきましたね。
新年度が始まり、生徒たちの曜日や時間の変更等も落ち着いてきたところです。
進級や進学した生徒たちの予定だけではなく、お仕事を持っておられるお母様たちのご都合も考慮してレッスン曜日を変更したりもしました。
どこのピアノ教室でも、保護者の方たちとのコミュニケーションを大切されていると思います。
我がレーヴ・ジュール音楽院では、月末のレッスンには保護者へお手紙を書いて生徒に持たせています。
その月のピアノのレッスン報告と来月のレッスン予定のお知らせです。
“今月はこんなことをしました。”
“こんなことがありました。”
“こんなことができるようになりました。”
“練習のお声掛けをよろしくお願いいたします。”
“こんなイベントがあるので参加してみませんか??”
などなど。
月末にこうして保護者へお手紙の形で報告することは、生徒一人一人との時間を振り返ることにもなり、来月以降のピアノレッスンをどう作っていくか、方向性を自分の中で明確にすることにつながっています。
これからもお父さんお母さんとのコミュニケーションを大事にしていきたいと思っております。
保護者の方々の日頃のご協力に感謝しております。
生徒たちの成功体験を報いる
レーヴ・ジュール音楽院では、教則本が修了するたびに、ほんの小さなプレゼントを用意しています。
頑張る生徒たちのステキな努力を報いるために。
今週も数名の生徒たちが、そのご褒美プレゼントを片手に満面の笑顔で帰っていきました。
そのうちの1人、詩音ちゃん(年長)は今年2月からピアノを習い始めました。
理解力は抜群!
センスは抜群!
リズム感も言うことなし!
新体操も習っているせいなのか、ここまでリズム感に優れている子も珍しいな、といつも私は感心しきりです。
お母様がフラメンコダンスをされているということで、小さなときからフラメンコの音楽を聴いて育ったという環境も大きく関係しているのかも・・とお母様とお話したりもします。
そんな詩音ちゃん、今週は《リズムのほん2》が修了しました!
増税前にプレゼントの補充をいくらかしたので、プレゼントがたくさんあって、選ぶのに少々時間がかかってしまいました(笑)
お母様からは、
『早く~!早くしてよ~!ピアノ弾く時間なくなっちゃうよ~!もう、お母さんが選んであげる!』と急かされる詩音ちゃんでした(笑)
こんなに嬉しそうにプレゼントを選ぶ生徒たちの顔を見ては、幸せな気持ちになる由佳先生。
幸せホルモンを満タンにさせてもらっています♪♪
生徒だけではなく、私までも報われる瞬間です!
修了証書と一緒に写真に収まる詩音ちゃんの達成感あふれる笑顔もステキ!
小さいうちにこうやって成功体験を多く積むことはとても大事です。
自信が持てたり努力することを学ぶことができますね。
生徒たちの喜びは私の喜びです♪♪
飽きずに長くピアノを続ける方法
せっかく始めた習い事を、モノにならないうちにすぐに辞めてしまうなんてとても残念なことです。
今日は、「飽きずに長くピアノを続ける方法」について書きます。
ピアノの先生と仲良くなる、好きなピアノ曲をできるだけ多く持つ、ピアノを続けている友達との交流など、いろいろあるとは思いますが、やはり大事なのは、“目標を立てること”なのではないか、と思います。
皆さんだったらどうやって目標を立てますか?
あるいは、お子様に目標の立て方をどのように教えますか?
今すぐには実現不可能な長期的な目標(大きな目標)と、今日からでも達成可能な短期的な目標(小さな目標)を立てるといいと思います。
例えばこのような感じです。
【来年のピアノの発表会で、◯◯を弾く】という長期的な目標を一つ立てたとします。
この大きな目標を達成するために、
【基礎をしっかりやる】
【◯◯の曲を聴いて、自分のイメージを確立させる】
【毎日△分ピアノの練習を欠かさない】
【1日1小節を△回反復練習をする】
【1週間でここまでは譜読みを終わらせる】
みたいに、比較的すぐに実現可能な目標を複数立てます。
そして、その立てた短期的な目標を達成するためにしっかり取り組むのです。
そうすると、いつの間にか大きな目標に近づいている自分に気がつき、楽しくなってきます。
こういった達成感は、人を大きく前進させるものです。
そしてまた、新しい目標を立ててそれに向かって努力を重ねていくわけです。
その繰り返しで、弾ける曲の難易度もどんどん上がり、譜読みも速くなり、レパートリーも増え、好きなピアノ曲もたくさんになり、楽しみも増す、という良い循環が生まれていきます。
そのようにして、完成した曲をだれかほかの人に聴いてもらう事も、上達や喜びには欠かせない要素です。
新年度を迎えて、1年の目標や抱負を考えるには、とてもいい時期ですね。
生徒の皆さんには、自分に合った目標を考えてもらいたいものです。
3~4歳児がピアノを弾く前にできること♪♪ソルフェージュ編♪♪
以前、仙台市泉区界隈で生徒募集のチラシを配っていた時にお会いした、たくさんのお母様たちが抱かれていた疑問。
【3~4歳の小さな子どもはどんなことをするんですか?】
今日は、ソルフェージュをご紹介いたします。
ソルフェージュとは??
簡単に言うと、楽譜を読むことを中心とした基礎的な音楽学力のことを指します。
☆書くこと
☆聴くこと
☆読むこと
☆歌うこと
☆リズム
レーヴ・ジュール音楽院では、これらの分野に分けてレッスンを行っています。
【書く】
こんなテキストを使って、音符を書いてもらいます。
中身を一部ご紹介します。
五線紙の中で音符を書く練習をします。
ト音記号やヘ音記号の書き方もお勉強します。
【聴く】
つまり、聴音です。
ド・レ・ミを聴き、それを五線紙に音符にして書く訓練を行います。
【読む】
音符カードを使って、音の名前を覚えたり、音符を読んだり、和音のお勉強をします。
フラッシュカードのようにして、パッパッと読めるようになるまで繰り返します。
【歌う】
視唱、つまり楽譜を見て階名で歌う訓練のことです。
こんな楽譜を使います。
大きな声で歌うことによって、自由に表現できるようになります。
そして、フレーズ(区切り)を見分けられるようになり、自然に呼吸法なども覚えるようになります。
【リズム】
当音楽院で人気のある《リズムのほん》というテキストを使って、拍子打ちをしています。
音符や休符の種類と長さが身につきます。
拍感も身につきます。
何より、リズム感が鍛えられます。
テキスト以外には、リズムカードを使うこともあります。
一方的に先生から教えられるというより、生徒さん自身がカードを手にして自由にリズムを作ります。
作ったリズムを拍子打ちして確認します。
ソルフェージュを効果的に行うことによって、絶対音感を身につけることが可能になります。
絶対音感は訓練次第でいくつになっても身につけられますが、幼児期の方が有利だと言われています。
これまでご紹介してきたように、レーヴ・ジュール音楽院では、未就学児のお子様に、ピアノを弾く前の準備として、そして、スムーズにピアノの鍵盤奏のレッスンには入れるように、音楽の基礎となる部分を楽しく丁寧に教えていきます。
ヤマハのピアノグレード試験に対応したレッスンも行っています!
レーヴ・ジュール音楽院では、希望者にはヤマハのピアノグレード試験に対応したレッスンを行います。
主なレッスン内容としては、メロディ視唱や聴音などです。
13級~11級に関しては、試験官の資格を持った私が、試験を行います。
それで、当音楽院では、グレード試験に対応したテキストを使っています。
未就学児向けの、《なかよしピアノ》。
小学生以上の児童向けの、《ピアノスタディ》。
とてもきれいなかわいらしい挿絵がいっぱいで、子どもたちとの会話が弾みます。
そこから生徒の心の中にある考えや感情を引き出すのにも一役買っているこの教材。
レッスンがとても楽しい時間になります。
尚、ピアノグレード試験についていくつかお知らせいたします。
【試験会場】
通常、ピアノのレッスンを受けている会場で実施します。つまり、いつものレッスン室です。
【試験日時】
テキストのステップが終了する時期に合わせてレッスン日やその前後に試験官である担当の指導者、つまり私が設定します。
【試験形態】
ヤマハ音楽振興会が認定した試験官(レッスン担当の指導者)が一人で実施します。
【結果・通知】
結果は後日、担当の指導者である私が通知いたします。合格された方には合格証書をお渡しします。
ピアノグレード試験は、日頃のレッスンの成果を確認できる良い機会です。
合格すれば大きな自信にもつながることでしょう。
積極的にチャレンジしてほしいと思います。
受験を希望される生徒の皆さん、お子様にチャレンジさせてみたいとお考えの保護者の皆様、お気軽に私まで声をおかけくださいね。
対策レッスンをいたします。