幼い子どもに対するピアノ教育とは?
もうすぐ夏休みですね。
仙台は昼間は蒸し暑いですが、朝晩は肌寒いくらいです。
昨晩は涼しかったですね。
窓を開けっぱなしにしたまま寝てしまったので、冷えてしまったのか、今朝はお腹が痛かったです(笑)
仙台はそんな気候なのに、明後日から夏休みです。
今日のレッスンでも、生徒たちが次々に、『明日一日(学校に)行ったら、夏休みだ~!』と言っていました。
『キャンプ楽しみ!』と言っていた生徒もおりました。
それぞれ、夏の楽しいご予定があるんですね。
充実した夏休みを送ってほしいなと思います。
今日は、体験レッスンのお申込みをしていただいた時に、保護者の方によく質問されることについて取り上げます。
それは、“下の子もいるんですけど、一緒に連れて行ってもいいですか?”というもの。
私は、“もちろんいいですよ。一緒にいらしてください。”と答えます。
レーヴ・ジュール音楽院では、2歳からレッスン可能ですが、2歳に満たない赤ちゃんも、お兄ちゃんやお姉ちゃんのレッスンに付いてくることがよくあります。
当然のことですが、私は上の子(お兄ちゃんやお姉ちゃん)に向けてレッスンをしています。
しかし、お兄ちゃんやお姉ちゃんに付いてくる赤ちゃんたちにも、良い影響があることは確かだと思います。
幼い子どもに対する音楽教育は、特定の何かを教えることからではなく、むしろ音楽、それも旋律の美しい音楽に接するようにさせることから始まります。
お家でお母さんやお父さんが、歌を歌って聞かせることも良いでしょう。
家にピアノがあるなら、童謡や子守歌など、優しいメロディーを親自らが弾いてあげることも良いでしょう。
CDをかけて音楽を聴かせることもできるでしょう。
以前読んだ雑誌に、こんな経験が載せられていました。
≪ある夫婦は、2人ともクラシック音楽の愛好者で、生まれて間もない自分たちの子どもに、バッハの組曲を毎日数時間聞かせました。3ヶ月もすると、赤ちゃんはリズムに合わせて体を元気よく動かし始めました。音楽が最高潮になり、それにつれてリズムが小刻みになると、赤ちゃんの動きも速く、活発になり、音楽が終わると、残念そうな態度を示しました。赤ちゃんの機嫌が悪かったり泣いたりしたときには、両親はこの音楽をかけてあげることにしていましたが、そうすると子どもはたちまちおとなしくなりました。≫
すぐに良い結果が現れることはないにしても、赤ちゃんはかなり複雑な音楽をさえ夢中で聴き、鑑賞するようになる、ということを示す良い経験です。
ですから、家族の中にピアノを習っている子供がいる場合は、レッスンの邪魔をしない限り、その年上の子どものレッスンに参加させることはとても良いことだと思います。
最初のうちは何の関心も示さないかもしれませんが、やがて強い関心を示すようになるかもしれません。
レーヴ・ジュール音楽院に通ってくださっている生徒さんの弟君や妹ちゃんたちも、お兄ちゃんやお姉ちゃんが、リズム打ちをするのを間近で見て、0歳や1歳であっても、一緒にやろうとしますよ(*^▽^*)
手を叩いてリズムをとろうとします。
テレビやゲーム等のデジタル音に囲まれている今の時代にあって、ピアノの生の音を聴くことは、本当に貴重で大事な経験です。小さい時から本物の音を聴くことは、心の栄養となります。
ですから、保護者の皆様、弟君や妹ちゃんも積極的にレッスン室に連れていらしてください。
ただし、上のお子さんのレッスンに支障をきたさないように、きちんと親御さんがお世話してくださいね。
レーヴ・ジュール音楽院・・・仙台市泉区・北中山のピアノ教室
お問い合わせ TEL:022-379-6130