11月, 2014年
ピアノの先生のコンサート前のお仕事
こんにちは、レーヴ・ジュール音楽院講師の由佳です。
この1週間は気温の差が激しいですね、仙台。
15度超えの暖かい日もあれば、今日は雨降りで6~7度。
今週末に我がピアノ教室は、コンサートを控えていますので、気温の差で体調を壊す生徒が出なければいいな、と願う毎日です。
そういう私自身も、実はここ数日、体調が怪しかったりするのですが・・(;´∀`)
でも、気持ちでなんとか吹き飛ばしながら(?)、敢えて気にしないという戦法をとりながら(?)、過ごしています(;^ω^)
さて、コンサート前のピアノの先生のすべきことについて、今日も書きたいと思います。
☆会場取り&会場スタッフとの打ち合わせ
コンサート会場を取らないことには、始まりませんよね(笑)
取れたら取れたで、スタッフとの打ち合わせを綿密にやっていかなければなりません。
今年の8月から、何度も会場に足を運び、少しづつ話を進めています。
ありがたいことに、これらは私の師匠がすべてやってくださっています。
司会者選び、ピアノ選び、足台レンタル、照明、反響版の設置、ピアノ椅子、パイプ椅子、その他当日のタイムテーブル・・等。
私はピアノ教師2年目のまだまだ新米ですから、個人でコンサートを取り仕切る自信がありません・・(>_<)
なので、師匠の教室のコンサートに自分の生徒たちを混ぜていただくというスタイルなんです。
師匠も私のことを、あくまで“自分の生徒”と見てくれていますので、正直、私としては気がラクと言いますか・・(笑)甘えてしまっています、ハイ・・(;´∀`)
☆生徒たちの曲決め&プログラム作成
まずはソロ曲を決め、連弾をおススメできるほどの余裕のある生徒の有無を考慮し、声を掛けます。
これも、8月にコンサート日が決定した直後から考えていました。
♪クラシック、ディズニー、ジャズ、洋楽といったジャンルのバランス
♪バロック、古典、ロマン、近現代といった作曲家のバランス
これらのバランスを考えながら、聴きに来てくださる家族や友人たちが楽しめるプログラムであるようにということも考えます。
クラシックは必須ですけど、それだけだったらお客さんウケは正直微妙ですから。
ディズニーなど、耳馴染みの曲をちょこちょこ織り交ぜることによって、楽しんでもらえるように考えなければなりません。
ある程度自分の意志がはっきりしている生徒さんには、希望を聞き、なるべくそれに沿う形で。
まだ自分で決められそうにない年齢の生徒さんたちには、こちらで数曲候補を絞り提案する形で。もちろんそれを、保護者の方にも聞いてもらいながら。
だいたいの生徒さんは、8月中には曲を決め、練習に取りかかりました。
丸々3ヶ月をかけ、じっくりと完成度を高めて、今週末いよいよステージで演奏披露となるわけです。
生徒一人一人の3ヶ月間の努力の積み重ねが、きっと本番で花開くでしょう。
そして、本番の約1ヶ月前には、プログラム作成に取りかかります。
生徒たちの名前や学年、曲名、作曲家などに間違いや、漢字の誤字脱字がないように注意を払いながら、印刷のプロに原稿を投稿します。
そして、今回出来上がったプログラムがこちら♪
『これ、誰?』と、聞く人も続出していましたが、こちらはショパンの肖像画です。
師匠が好きなんですよね、ショパン(笑)
あ、私もショパン好きです(*^▽^*)
曲のバランスもなかなかいいでしょ??
ちょっとギロック人気に傾いていますけど(*´▽`*)
☆記念品選び
生徒の年齢、性別も様々ですので、皆が同じ記念品ではちょっとね(;^ω^)
一人一人の顔を思い浮かべながら、あちこちお店に出かけては、ステキなプレゼントを選びましたよ。
人数分の記念品が、もう紙袋にきちんと入れられて、由佳先生のお部屋にスタンバってます(笑)
これは、当日のお楽しみ!!
こんな感じでしょうか。
日々のレッスンや自分の練習の他に、細々とした決め事が本当に多いんです。
私が先生としてステージに生徒を送り出す側は、今回のコンサートが2回目となります。
肝心なところは師匠がしっかりと責任を引き受けてやってくださっていますので、私は半人前ですけど、コンサート前のピアノ教師がこれほどまでに忙しいとは、これまで感じたこともなかったです。
まだまだ私は半人前ですけれど、こういう仕事をしていると、これまで何十年も定期的にこういう発表の場を取り仕切ってこられた師匠が本当にすごいと思います。
発表会・コンサートというイベントがないピアノ教室は、いくらだってあります。
逆に言うと、別にこういうことをしなくてもピアノの先生はやっていけるんです。
それでも、教室の活性化のために、そして、生徒たちの成長を促進するために、こういう機会を与えることは先生として大切なことなんだと思います。
今週末のレーヴ・ジュールピアノコンサート。
心から成功を祈ります!!
輝け、みんな!!!!!!!!!!!!!!
弾き合い会終わりました!!
こんにちは、レーヴ・ジュール音楽院講師の由佳です。
レーヴ・ジュールピアノコンサートを1週間後に控え、今日は、我がピアノ教室のレッスン室で本番前の弾き合い会を行いました。
生徒たちはもちろん、保護者の皆様や兄弟たちも大集合しました。
そしてもう一人、ゲストを呼んでの弾き合い会。
同じ門下のYちゃん。私の連弾の相方です。
いつものレッスン室、そして普段弾き慣れているピアノとはいえ、大勢の目のあるところで自分の演奏を披露するというのは、緊張しますね。
☆緊張で自分の実力を出せなかった生徒
☆普段と変わらない生徒
様々です(;´∀`)
『由佳先生のが聴きたい。』
『先生弾いて。』
と言う幼稚園児たちに、
『先生のは本番で聴けるじゃん。先生、ステージ慣れしてるから大丈夫。』と言うと、
『え~、やだ~。弾いてよ~。早く弾いてよ~。』の一点張り。
今日は自分のソロは封印するつもりでいたのに、彼らの押しに負けて、私もショパンを弾くことに・・・(;´∀`)
変な汗をかいちゃいました・・・(;^ω^)
Yちゃんのショパンに聴き入る最年少K君(年少)。
腕組みしながら聴いている後ろ姿がかわいくて、思わずカメラを向けてしまいました(*´▽`*)
我がピアノ教室の男子3人組(笑)
大人の生徒さんに、K君(年少)とR君(年中)がかなりなついていて笑っちゃいましたよ。
生徒たちの良い交流の場にもなって、よかったです。
来週の本番での生徒たちの成功を祈ります!!
あ、自分自身の成功もね!!笑
眞子ちゃん(年長)が、初めてノーミス練習に取り組んだよ!
本日のピアノレッスン終了♪♪
☆ご機嫌ナナメの弟くんの大音量ボリュームの泣き声にも、集中力を切らすことなく自分のレッスンに集中するR君(年中)
☆左右のバランスに苦戦しながらも頑張る大人の生徒さん
☆終始グダグダな態度で私にきつく怒られ泣きはらしたMちゃん(年長)
☆初めてノーミス練習に取り組んできた眞子ちゃん(年長)
毎週土曜日の午前中は4人の生徒さんたちのレッスンです。
当たり前ですが、生徒たち一人一人の個性が全く違うので、午前中のたった2時間の間に、レッスン風景が面白いように早変わりしますよ。
そんな4人のうち、今日は眞子ちゃんのピアノレッスン風景をご紹介いたします。
先週のレッスンで、ノーミス練習に取り組むように伝えていた私。
レッスン前、私の目の前にふと差し出されたかわいらしい“じゆうちょう”。
中を見ると、しっかりとノーミス練習に取り組んだ証がありました。
“この子は1週間、どれだけ頑張っただろう・・・”
と、思うと、涙が出そうになるくらいうれしかったです。
やはり、これだけ弾きこむと、指が強くなって良い音が出るようになりますね。
今日の眞子ちゃんの演奏は、先週とはうって変わって、力強い良い演奏でした。
これだけ努力してきた眞子ちゃんに圧倒されて、逆に私のほうがプレッシャーを受けてしまって、お恥ずかしい話、先生パートの部分をちらほらミスタッチを連発する始末・・・。
なんだか緊張してしまいましたよ、私のほうが・・・(;^ω^)
情けない・・・。
眞子ちゃん、ごめん。
今年の5月から我がピアノ教室に通ってくれている眞子ちゃん。
いつもにこにこ笑顔を絶やさない穏やかな彼女。
おとなしい子だなぁ、と思っていましたが、どうやらどうやら違ったみたい・・・笑
だんだん我が出てきた!
自己主張するようになってきた!
それは、半年経って、レッスンにも私にも慣れてきた証拠ですね(*^▽^*)
同伴してくださっているママに文句を言ったり、駄々をこねたり、レッスン中に少々ダラ~っとしてしまう眞子ちゃんに、なぜだか喜びを感じてしまった今日のレッスン(笑)
変なところに喜びを感じてしまいました(;´∀`)
生徒の素の部分が垣間見えると、先生って、ちょっとうれしいものですね。
本日私にお灸をすえられたMちゃん(年長)みたいに、最初から素の部分全開でレッスンにやって来る子もいるけどね(笑)
レッスン好き&生徒好きな由佳先生も、時には疲れちゃうくらいの子もいるんです(笑)
でも基本、生徒はみんなかわいいです(*´▽`*)
かわいい前提で、疲れるんです、私(笑)
さーて!!
みんな、コンサートに向けてラストスパートだ!!
自信を持って演奏できるように、そして笑顔でステージに立てるように、そして何よりも音楽そのものを楽しめるように、残り2週間を過ごしましょう♪♪
発表会で教師の指導力が丸裸になる
こんにちは、レーヴ・ジュール音楽院講師の由佳です。
今日は寒かったですね。
仙台もついに冬到来か!?という感じですね。
今朝は、冷たい小雨の降る中、ヤマハのPTC(ピアノ・ティーチャーズ・サークル)公開講座に出かけてきました。
会場は、仙台市青葉区にあるヤマハ仙台店6階ホール。
講師は、大阪からいらした石嶺尚江先生。
講座のテーマは、【ピアノ指導者スキルアップセミナー 発表会の曲を素敵に弾こう!】というもの。
会場に到着すると、石嶺先生がピアノを練習されていました。
実は、石嶺先生のお話を聞くのは、今日が初めてではありません。
藤拓弘先生のピアノ講師ラボのCD教材で、以前に、“子どもの能力を最大限に引き出すピアノレッスン”というテーマで、先生のお話は聞いていましたので、一方的にですけど、私は存じておりました(*^▽^*)
でも今日、実際にお会いして、先生のお声をナマで聞けてうれしかったです。
今日の講座内容は、発表会でよく使われている曲の指導ポイントやイメージのレクチャーと、レベル別おすすめの曲の紹介♪♪
☆クロツキン:ワルツ
☆ラーニング・トゥ・プレイより:天の川はミルクセーキ
☆グルリット:ガボット
☆平吉毅州:こびとのおどり
☆ギロック:秋のスケッチ、ウィンナーワルツ、フラメンコ、リオのカーニバル、夢でダンスを
☆湯山昭:うれしいできごと、バレリーナ、ゆきのふる日のオルゴール、ともだちモーツァルト、バウムクーヘン
☆ショパン:ワルツイ短調遺作
☆カバレフスキー:道化師
☆ドビュッシー:小さな黒人
☆クリーガー:メヌエット
☆ハチャトゥリアン:アンダンティーノ
☆ベートーヴェン:エリーゼのために
☆バダジェフスカ:乙女の祈り
☆メリカント:ワルツ・レント、ショパン風のワルツ
☆ディズニーより:星に願いを、ホール・ニュー・ワールド
以上、全部で25曲取り上げて、レクチャーしてくださいました。
小さい頃からピアノを習ってきて、発表会にも何十回と出ている私にとっては、ほとんどが有名どころの曲。
子どもたちが弾く名曲中の名曲です。
我がピアノ教室は、2週間後にコンサートを控えております。
タイミング的にも、とっても参考になる内容でした。
来年のコンサートは、この25曲の中から数曲を弾く子が出てくるかもしれませんね(≧▽≦)
ピアノ教室にとって、発表会・コンサートというのは、一大イベントなんです!!
教師の指導力や演奏レベルが丸裸になる一日でもあります(;^ω^)
いわば、教室のコマーシャルのようなものです。
生徒たちひとりひとりの背中には、レーヴ・ジュール音楽院という教室の看板が貼られています!!
生徒たちにプレッシャーをかけていかないとね(笑)
コンサート本番前に、とても充実した濃い内容の指導法セミナーを受けられてよかったです。
今後のレッスンに活かしていきたいと思います。
コンサート前の務め
こんにちは、レーヴ・ジュール音楽院講師の由佳です。
いつもは生徒たちの様子をレポートしていますが、今日は、私自身の最近の様子を少しお伝えいたしますね。
本番前の先生の務めについてです(^O^)
いかに忙しいかということについて、忙しさのアピールをしたいと思います(笑)
別に知りたくない??
なら、読まなくてけっこうです(笑)
ご興味のある方だけ、私のアピールに付き合ってくださればけっこうです(*^▽^*)
まずは、なんといっても、自分の曲の完成度を上げること。
つまり、自分の練習です。
生徒たちのレッスンの他に、自分のレッスンにも通っている私は、このところ23時まで師匠宅で厳しいレッスンを受けています。
私は先生という立場でもありながら、生徒という立場でもあるんですよ。
普段はピアノの先生として子どもたちにピアノを教えている私も、師匠から見れば、いつまで経っても私は生徒です。
当然、“生徒として”きちんとステージに立つということを期待されているわけです。
だから、しっかり練習もこなします。
今日も朝練をしましたが、まだまだです。
良いような良くないような・・・
よく分からないカンジです(;´∀`)笑
大雑把に見ると、良いと思う。
けど、細かいところを見ると、まだまだ。
この、細かいところにこだわった練習が私を苦しめるんです。
気にしなければ、“よしっ!!良いじゃん!私って上手いじゃん!!”となるのに(笑)
師匠のレッスンを受けると、毎回撃沈して帰ってきます。
先日のレッスンでも、家ではできていたことが師匠の前ではものの見事に崩れ落ちました(>_<) 『それじゃ、砂の上に家を建てたようなもんだ。私がちょっとフッとしたら(風が吹いたら)飛んじゃうような練習してるんだもん。全然ダメ。』と一蹴。 聖書の一節にある例えをズバリ引用されて、ご指摘を受けました。 違~う、違~う!!そんなはずはない。そんな練習じゃない!!ちゃんとやってる! とは、思うけど、現に崩れてる私。何にも言えません(;^ω^) 先日のレッスンで注意されたところは、すべてミクロの世界。 今日の練習でもまだイマイチ掴みきれていません。 師匠のおっしゃることは分かる、頭では。 自分の至らない点も承知している。 理想の音もある。 なのに、なのに・・・ その音が出ないんです(T_T) 先生のような音が出せないのです。 煮詰まる私。 あーーーー、もうやだぁぁぁぁぁ。 と、叫びながら一人で孤独にピアノに向かう毎日です。 笑 あらら。 あといくつか書きたい務めがあったのに、自分の練習について書いていたら、けっこう長くなってしまいましたわ。 他はまた次回に。 師匠宅でレッスンを受けると、ニャンコも先生になってます(笑)
レッスン中、こうやってじーっと私を上から見下ろしては、ニャーニャー言って、“今のは良かったよ。”とか、“もう少し上手く弾け。”とか、訴えているんです(笑)
本番まで約2週間。
先生である前に、お世話になっている師匠の生徒として、しっかり自分の分を果たすことに集中したいと思います。