切なすぎる最後のピアノレッスン♪
詩音ちゃん(年長)の最後のレッスン。
最後のレッスンとは言っても、いつもと何ら変わることのないピアノのレッスンでした。
むしろ、変わっていはいけないレッスンでした。
お母様、来月からレッスンに通えなくなることを、詩音ちゃんにはまだ言えないでおられましたから・・・。
今日のレッスンメニューは、
♪ピティナ・ピアノステップを振り返る
♪リズム(付点4分音符・16分音符)
♪指のトレーニング
♪《なかよしピアノ》より、“きらきらぼし”
♪《なかよしピアノ》より、“あおいとり”
♪スラー
『こんにちは~!!』と、いつもに増して元気いっぱいのご挨拶をしてレッスン室に入ってきた詩音ちゃんに、
『ステージどうだった??』と尋ねると、
『もう~、最高!!』と返ってきました!
ステージ経験をさせることができて、本当に良かったです。
詩音ちゃんが答えてくれたアンケートをご紹介いたします。
(お母様が代筆してくださいました)
Q.演奏した曲に自分で点数をつけてみよう!
A.課題曲:《メトードローズ》より、“田舎の踊り”・・・84点
自由曲:轟千尋:はじめての曲・・・100点
Q.どんなことに気をつけて演奏しましたか?
A.手首がさがらないように気をつけました。
Q.他のお友達の演奏は静かに聴けましたか?弾いてみたい曲はありましたか?
A.他のお友達の演奏は静かに聴けました。
Q.ピティナ・ピアノステップに参加してどうでしたか?
A.楽しかったです。
Q.【保護者の方へ】お子様の演奏はいかがでしたか?気づいたことやご感想など、ご自由にお書きください。
A.まだ習って3ヶ月ですが、よくがんばったと思います。
アドバイザーの先生方からのコメントもご紹介いたします。
♪初参加、おめでとうございます。難しい両手の形をよーくできましたね。踊っているようね。
♪しっかりしたテンポを刻むことができて、両手のかけあいっこもステキステキ。男の子と女の子のお話のようでしたよ。
♪両手で弾けるようになってよかったですね。良い音質の音をお持ちなので、これからも頑張ってください。
♪すごいですね。まだ始めたばかりなのに上手でしたよ。左のリズムは難しいです。左だけの練習もしてみましょう。
♪左と右のかけ合い、上手です。1本の手で弾いているように聴こえました。
ステップを終えて、明らかに意欲が増した詩音ちゃん。
今日のレッスンでも、どんどん合格を重ねていく彼女を見ながら、由佳先生、ホント、複雑・・(T_T)
きっとそれはお母様も同じで、最後のレッスンで娘がピアノに向かう姿を写真に収めておられました。
あくまで普段通りのレッスンですから、宿題も出しました。
“また戻っておいで。”とはもちろん言ってあげられず・・・。
事情を知らされていない詩音ちゃんの屈託のない様子を見ていると、切なすぎて切なすぎて・・
レッスン中はもちろん、詩音ちゃんとお母様が帰っていくまでは、私も仕事モードで、ピンッと気持ちが張っていましたが、今、こうやってブログを書きながら、涙涙・・・。
いや、私の仕事は、今日のレッスンを終えて見送るところまでなので、その後の詩音ちゃんの反応や気持ちまでは、本当のところは割り切るしかないのですが・・・ご両親が決定なさったことですからね。
分かるよ、分かるんだけれども・・・
でも、ステージでピアノを弾いて、評価をもらって、本人も今、気持ちが一番ピークで、やる気が満ちあふれる感じだからこそ、切ない・・。
もうレッスンに来ることができないことを、子供なりに受け入れたうえでの最後のレッスンであれば、それなりに私もフォローしたり、言葉をかけたりできましたが、それもできなかった・・。
これまで、数人の生徒とお別れを経験しましたが、こんなに切なすぎるお別れは初めてです。
涙が出てきたのも初めてです。
願うのは、詩音ちゃんが音楽を愛してくれること。
ピアノを好きでいてくれること。
そう願いつつ、私も気持ちを切り替えて、明日からのレッスン、生徒たちと向き合わなきゃね♪
詩音ちゃんの今後の人生が、ステキな音楽人生となりますように・・(*^▽^*)
レーヴ・ジュール音楽院・・・仙台市泉区・北中山のピアノ教室
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