由佳先生のブログ
「プロになるわけではないから・・・」とコンクールをためらっていませんか?
今日は、≪はじめてのピアノコンクール≫の著者でいらっしゃる塚原利理先生のピアノ指導法セミナーに参加してきました。
セミナーのテーマは、
≪「プロになるわけではないから・・・」とコンクールをためらっていませんか?≫
会場は、仙台市青葉区にあるTea Lounge REFRAIN(ルフラン)。
おしゃれなカフェで、ケーキと紅茶付きのセミナーでした。
ピアノコンクールと日常のレッスンを取り上げながら、ピアノの上達につながる指導とは何か?ということについて分かりやすくお話してくださいました。
塚原先生のテンポの良いお話に惹きこまれ、あっという間の2時間でした。
♪30分のピアノレッスンの構成の仕方
♪子どもの持つ4つの本能
♪コンクール5箇条
♪脳科学の記憶のヒミツ
♪生徒のレッスン意欲に結び付くコンクールの使い方
♪初めてピアノコンクールに参加する生徒への指導ポイント
♪保護者との良質なコミュニケーションの重要性
♪日々のピアノレッスンの活性化
などなど、たくさんのことをメモにして帰ってきました。
明日からのレッスンに還元していけたらいいなぁ♪
今日のお話の中で私が驚いたのが、コンクールの種類の多さ。
日本だけでも現在、200の多種多様なピアノコンクールが開催されていると聞いて、“そんなに多いのか!”とびっくりしました。
今や、子どものコンクールは、競い合って競争するものではなく、継続と上達のために必要なものになっているそうです。
勉強やスポーツは、点数や記録といった目に見える客観的な評価が残りますが、ピアノはそういったものが残りません。
ピアノはそこが良いところなのですが、一方で、この“満点がない”ために子どもたちに達成感や上達していることを実感させてあげるのが難しい習い事であるのは事実です。
そこで、目に見える形で客観的な評価をしてもらう場が、ピアノコンクールというわけです。
なるほどなぁ・・・と思いながら、塚原先生の話に聞き入っていました。
ピアノコンクールを上手に使って、ピアノ教室に革命を起こしてみよう!とおっしゃっていました。
ピアノ教室と生徒を変えるための7つのステップも聞いてきました。
ここには書きませんが、自分の生徒たちに還元していきたいと思っています。
明日からのレッスン、また、新たな気持ちで頑張ります!!
レーヴ・ジュール音楽院・・・仙台市泉区・北中山のピアノ教室
お問い合わせ TEL:022-379-6130
緊張感と上手に付き合う方法
昨日は、全日本ピアノ指導者協会(通称・ピティナ)主催の、ピアノステップ仙台5月地区に参加した生徒たちの演奏を見届けに、仙台市青葉区一番町にあるカワイミュージックショップ仙台・4Fホールへ足を運びました。
我がピアノ教室から3名のリトルピアニストたちがステキなピアノ演奏を聴かせてくれました。
彼らの演奏は、後日、アドバイザーの先生方からの評価と合格証書と共に1人ずつ振り返ることにして、今日は、“緊張を上手にコントロールする方法”について書きたいと思います。
ステージに立つ時は、緊張が付き物。
大勢の人が自分に注目し、自分のピアノを聴くわけですから当然です。
では、緊張はなぜ生じるのか?
ピアノの発表会で演奏するという目標があり、それを達成したいと思っているのに、自信が持てないと、誰だって不安に駆られます。
その不安が大きくなると、アドレナリンの数値が急上昇します。
その結果、心臓がドキドキしたり、手足が震えたりします。
しかしながら実は、アドレナリンの急増は身体のエネルギー量を増加させていることなのです。
ですから、そのエネルギーをピアノ演奏に使えば良いというわけです。
以前、生徒のお母様に、
『どうすれば緊張しなくて済みますか?先生は緊張しないんでしょ?』と聞かれたことがあります。
ピアノ以外のことでも、私はしばしば周囲の人たちから、
『いつも堂々としているよね?』とか、『緊張しないの?』などと、よく聞かれます。
いやいや!!ステージに立つ時はいつでも緊張しますよ、私も(^^;)
当たり前です!口がカラカラに渇いたりもしますし・・(笑)
でも、私の場合、ステージ袖で、
『私は練習頑張った。これだけやったんだから大丈夫!』と、自分に言い聞かせています。
何が言いたいのかといいますと、
≪しっかり準備をすることが大切だ!!≫
ということ。
緊張による不安を和らげるためには、徹底的な練習が欠かせません。
本番当日になって、ステージ袖で、
『どうしよう・・・どうしよう・・・』と自信が持てないほど怖いものはありません。
“自分は、今日のためにこれだけのことをやってきたんだ!大丈夫!”と自信を持てるような準備を本番までにしっかりとしておくこと。
これが大事!!
昨日、ピティナ・ピアノステップでピアノ演奏を披露した3名の幼稚園児たちは、緊張をこれっぽっちも感じさせず、堂々と演奏をしていました。
本当に感心します。
昨日の本番を迎えるまでにあたって、私は彼らに相当な準備をさせ、生徒自身も私のレッスンによく付いてきてくれました。
決して易しいことではありませんが、小さな子どもでもこれだけのことをやれば出来るんです。
“やれるかやれないか”ではなく、“やるかやらないか”です。
引き続き、生徒たちの成長を楽しみにレッスンに励んでいきたいと思います。
尚、当日の生徒たちの様子は、生徒たちの充実の表情と共に後日、レポートいたします(*^▽^*)
お楽しみに♪♪
レーヴ・ジュール音楽院・・・仙台市泉区・北中山のピアノ教室
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雰囲気は良好だけどスパルタなレッスンです!
今週のKちゃん(小2)のピアノレッスンをご紹介します。
レッスンメニューは、
♪リズム(付点2分音符・全音符・2分休符・全休符)
♪ハノン:1番、2番
♪《メトードローズ》より、練習曲6番、7番
今週でKちゃん、《リズムのほん2》が修了しました。
Kちゃんのレッスンに、リズムを取り入れて本当に良かったなぁ、と感じています。
Kちゃん、とっても楽しそう!!
来週からは、《リズムのほん3》に進みます。
確実にレベルアップしていることが、こうやって生徒自身実感できると楽しくなってくると思います。
ピアノの鍵盤奏のレッスンでは、ハノンが中心という・・・辛さメインのレッスンをしてしまいました(;´∀`)と言っても、Kちゃん自身は、そんな辛そうには見えませんので、悪しからず・・・(笑)
ハノン1番合格!!
とっても上手に弾けるようになりました。
その後、2番の譜読みと指遣いの確認をしました。
1小節だけでしたが、右手と左手それぞれ20回ずつ弾かせました。
こうして文章として読むと、“小学校低学年の子どもに何というスパルタな先生なんだろう・・”と思われるかもしれませんが、当の本人はそんなこと、これっぽっちも感じてないのでご安心ください(笑)。
“こういうものだろう”と思っているはずです。
やっていることはスパルタでも、雰囲気作りが上手いからね~、由佳先生は(笑)
小さな生徒ものびのび育っていますよ♪
ここで私自身の練習をちょこっとご紹介します。
ピアノの練習を始める前に、基礎練習でウォーミングアップをします。
スポーツをする前でも、本格的に練習を始める前に体をあたためますよね。それと同じで、ピアノの場合は指をあたためます。
私の基礎練習の流れは、次の通り。
[ハノン:46番]
調を変えてしっかり2回、ハ長調に戻してテンポを上げて2回。
[ハノン:29番]
これは全部で5回弾きます。
ホ長調でしっかり指を上げて1回、少しテンポを上げて2回、そしてハ長調に戻してテンポをマックスに上げて2回。
[ハノン:54番]
これも調を変えてしっかり1回、ハ長調に戻してテンポを上げて1回。
[ハノン:59番]
これはハ長調で1回。
[リトルピシュナ:16番]
これは、中指と薬指の強化。
[リトルピシュナ:12番]
これは、薬指と小指の強化。
[ハノン:60番]
ここまで基礎練習をやってきた腕にさらに負荷をかけるという、60番練習曲。
腕の乳酸はマックスに。
時には、辛すぎて叫びながら弾く時も・・(笑)
ここまでが私の基礎練習の流れです。
25~30分くらいかけて、筋力強化に励みます。
★優雅でいいわね~
★高尚な趣味ね~
そんなイメージを持たれることが多いピアノ。
私から言わせると、「そんな甘いもんじゃないぞ!」と言いたいくらいです、実は。
アスリートだってば・・!!
もちろん小さな子どもにはこんな過酷な基礎練習を私と同じメニューで課すことはありませんよ!
でも、徐々にね、10年~15年かけて、こうなっていきます!
Kちゃんにも、筋肉をつけてほしいです。
Kちゃんは、ハノンの基礎練習を始めて半年ほどです。
基礎力をしっかりつけていってほしいです。
今週のレッスンでは、ハノン以外にも、合格続きのKちゃんでした。
本当によく頑張っています。
帰り際、玄関まで見送ると、Kちゃんからこんな一言が。
『リズムのほん、買うの忘れないでね。』って。
はいは~い!!
来週、きちんと《リズムのほん3》を準備して待ってます♪♪
レーヴ・ジュール音楽院・・・仙台市泉区・北中山のピアノ教室
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ピティナ・ピアノステップが楽しみになってきた♪
本日、Yちゃん(年長)のピアノレッスン♪
Yちゃんのレッスンメニューはこちら♪
★リズム(8分の6拍子)
★ステージマナー
★アメリカ民謡:ドナルドおじさん
★ボヘミア民謡:ぶんぶんぶん
★指のトレーニング
★《なかよしピアノ》より、“つなひきぞうさん”
★視唱
Yちゃんも、今月18日に行われるピティナ・ピアノステップに参加します。
人前でピアノを弾くことが大好きな女の子です。
ピアノステップをちょうど1週間後に控え、Yちゃんの曲の仕上がりはというと・・・?
えっとね、カンペキです!カンペキ!!
今日は、涙が出そうになるくらい感動した由佳先生です。
先週のピアノのレッスンで、課題曲と自由曲をそれぞれノーミスで1日10回ずつ弾くことをYちゃんに課しました。
その練習を忠実に守ってきたYちゃん♪
日付を書いて、その横に課題曲と自由曲を色分けしてシールを貼りながら練習したそうです。
誇らしげにシールを見せてくれたYちゃん♪
ホント、よく頑張りました!!
先週に増して指がしっかりして良い音で弾けているし、クレッシェンドやリタルダンドの表現なんか、スバラシイの一言です!
『不安なところは?どこかあるかな?』と聞くと、
『な~い!!』と、頼もしい返事が返ってきたので、今日は、通常使っている教則本、《なかよしピアノ》に戻ってレッスンをしました。
ですが、ここで安心させないために由佳先生はもう一言添えて、Yちゃんを見送りました。
『これで安心しちゃダメよ。あともう1週間、同じような練習をしないと、戻るよ!』と。
ステージに立って人前でピアノを弾くのは、とても緊張することです。
緊張した中で、100%の力を出せることは、悲しいけれど、まずない・・と思ったほうがいい(;^ω^)
せいぜい70%か、出せて80%くらい・・
それでも100%出したいなら、普段のピアノの練習で120%も130%もやらないとダメ。
練習以上のことが人前でできることなんてない!
逆に言うと、練習でできないことは、ステージでは絶対にできない。
だからこそ、最後の最後まで、曲に向き合うことを教えたい。
ピアノステップ本番までに、あともう1回レッスンが残っています。
今日のレッスンで十分自信をつけてあげられたとは思いますが、さらにさらに、自信をつけさせてステージに送り出してあげたいですね。
レーヴ・ジュール音楽院・・・仙台市泉区・北中山のピアノ教室
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私が生徒に求めること
昨日、詩音ちゃん(年長)のピアノレッスン♪
詩音ちゃんのレッスンメニューは、
★リズム(付点4分音符)
★ステージマナー
★指のトレーニング
★《メトードローズ》より、“田舎の踊り”
★カバレフスキー:はじめての曲
詩音ちゃんは、今月18日、青葉区一番町のカワイミュージックショップ仙台4Fホールにて行われる、ピティナ・ピアノステップで、ピアノを弾きます。
昨日のレッスンは、ステップに向けてのラストスパート!!
このステップが、ステージデビューとなる詩音ちゃん♪
昨日は、ステージマナーとしてお辞儀の仕方や、椅子の座り方、お客さんにお尻を向けないこと、ステージ上での作法等をお勉強しました。
名前をアナウンスされてからの流れもしっかり確認しました。
お母様が携帯電話で動画を撮っていらっしゃいました。
お家でもその動画を見ながらしっかり練習してくれることと思います。
ステージマナーに加えて、曲の練習もこの1週間は自分に厳しくしっかり取り組むようお話しました。
課題曲と自由曲をそれぞれノーミスで1日10回ずつ、計20回弾くように伝えました。
ピアノを習い始めてまだ3ヶ月の詩音ちゃんですが、果敢にステージに挑戦します。
もうそれだけで、十分すぎるくらい褒められるべきことです。
お褒めの言葉しかありませんよ、由佳先生は♪
だけどね、ステージでピアノを弾くからには、しっかりと準備する(練習する)ことを求めます!!
『本番で上手く弾けた』
『ちょっと失敗しちゃった・・』
という結果が大事なのではありません。
どれだけ真剣に取り組んだか、どれだけ努力を重ねられたかが大事なのです。
成功を決める尺度は人それぞれですし、状況によっても変わってきます。
ですが少なくとも私は、本番での出来云々より、それまでの過程のほうを重視します。
過程が納得のいくものだったら、たいてい結果は良いものになります。
(よく聞く、“結果は後から付いてくる”ってヤツです。)
そして、過程が納得のいくものだったら、極端な話、少しのミスがあったとしても、全体的には良かった、と自己評価ができます。
その自己評価ができれば、もうそれはその子にとっては成功なんですよ。
他人が何と言おうが、自分でそう評価出来たら、それはもう成功で良いわけです。
ただし、これくらいのぶれない気持ちは、それだけの努力をしないと持てないのです。
自分の生徒たちにはそういった強い心を持ってほしいので、小さかろうが、初のステージだろうが、ステージ慣れしている中高生だろうが、それだけの努力を私は求めます!
詩音ちゃんにとって18日のピアノステップが良い経験になるようにと、強く願います。
レーヴ・ジュール音楽院・・・仙台市泉区・北中山のピアノ教室
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